Drei Männer im Schnee

Drei Manner Im Schnee: Eine Erzahlung 雪の中の三人男 (創元推理文庫 508-2)
Drei Männer Im Schnee
雪の中の三人男
左から、ドイツ語、日本語訳
著者:Erich Kästner
発表年:1934
オススメ度:★★★★★
読了日:2017.03.20

あらすじ

大金持ち、Eduard Toblerは、Schulzeという名で、貧乏人に扮しあるホテルに滞在する。
その主人を心配して、使用人、Johann Kesselhutは、自身は金持ちに扮し、同行。
また、家族は、貧乏人に扮したうちの人が泊まりに行くが、本当は身分の高い大金持ちなので、丁重に扱ってもらえるようにと、ホテルにこっそり連絡する。
そんなホテルに、偶然、同じ時期、泊まることになった、貧乏人、Fritz Hagedorn。
そして、ホテルの従業員たちは、Fritzを大金持ちと間違え、大騒ぎに!

私の感想、レビュー

ケストナーの「雪の中の三人男」。

この作品は、2013年08月17日に、日本語訳を読んだのですが、この度、原書のドイツ語版を読みまして、感想は、素晴らしい!の一言です。

観ていると癒される心優しい主人公、Fritz、遊び心溢れるお茶目な大金持ち、Eduard、二人の友情、Eduardを心配するJohannや家族の愛情、などなど、とっても心温まる作品です。

また、雪のシーンの風景描写はとっても綺麗で、冬に読むのにピッタリです。

ちなみに、私にとっては、これが5冊目のドイツ語の本ですが、昨年の6月からずっと勉強を続けてきた甲斐があり、今では、ドイツ語の本が、かなり楽しめるようになってきました!!

もちろん、まだまだ、辞書を引きながらで、それでも分からないところも多々あるのですが、それでも、ほぼすべての単語を知らない一冊目の頃に比べると、かなり上達の実感があって、嬉しいです♪

この作品の発表年、1934年は、著者ケストナーの母国ドイツは、ちょうどナチス台頭ですが、彼は、最後まで、ナチスに反抗し続けた、めっちゃカッコイイ人で、この時代に、こういった明るい作品を発表していることも、暗い時代に屈しなかった彼らしい物語だ、という感じがします。

終始、ほのぼの明るい雰囲気で、楽しく心温まる、何度も読みたくなるような、素晴らしい作品です!