形容詞

形容詞には、文中で、S、V、O、C、のCになる他、名詞を前後から修飾したり、副詞のように使ったり、名詞のように使うこともできます。

SVCのC、SVOCのC

 Sie ist schön.
 She is beautiful.

 Ich finde dich süß.
 I find you cute.

形容詞は、英語でも御馴染みの、S、V、O、C、のCになることが出来ます。
上の例だと「schön(美しい)」「süß(かわいい)」が形容詞です。

ちなみに、この用法の場合は、フランス語やイタリア語などと違って、形容詞を主語の性数に一致させる必要がありません。

名詞を前後から修飾

 Ich will einen schönen Garten.
 I want a beautiful garden.

 Er hat etwas Schönes.
 He has something beautiful.

形容詞は、名詞を前後から修飾することもできます。
そして、このような場合を付加語的用法といい、形容詞は、冠詞と名詞に合わせて語尾が変化します。

上の1番目の文では、「schönen → Garten」と前から名詞を修飾しています。
「schön」が「schönen」になっているのは、不定冠詞のついた男性名詞単数形の4格には、形容詞の語尾に「en」を付けるという決まりがあるからで、詳しくは、形容詞の変化をご覧ください。

上の2番目の文では、「etwas ← Schönes」と後ろから名詞を修飾しています。
このように、後ろから修飾する場合は、形容詞は頭文字を大文字で書きます。
「schön」が「Schönes」になっているのは、無冠詞の中性名詞単数形の4格には、形容詞の語尾に「es」を付けるという決まりがあるからで、詳しくは、形容詞の変化をご覧ください。

副詞的用法

 Sie singt schön.
 She sings beautifully.

形容詞は、そのまま副詞としても使うことが出来ます。
この場合は、語尾は変化しません。

英語でも、例えば、「The boy returned home hungry.」とか「She's grown up beautiful.」のように、形容詞が副詞のように使われることがありますが、それと似ています。

名詞的用法

 die Reichen und die Armen
 the rich and the poor

形容詞は、頭文字を大文字にして、名詞のように使うこともできます。
語尾の変化は、付加語的用法の時と同じで、この場合、複数形を表しているので、「die ―en」の変化になり、「reich」が「Reichen」、「arm」が「Armen」になっています。

英語でも、この例のように、「the rich」「the poor」などの言い方がありますが、意味的には、それと似ています。

最後に

以上が、形容詞の基本的な用法です。
頭文字を大文字にする場合があるのと、語尾が変化すること以外(これが曲者なのですが笑)、形容詞の機能は、英語とほとんど一緒ですので、分かりやすいと思います。